クラリティ
地中200km ほどから誕生するダイヤモンド。 その中には、様々な種類のインクルージョンが存在します。
非常に過酷な状況の下、誕生するダイヤモンドの中にインクルージョンが含まれていないということは、大変な希少性です。
ダイヤモンドをグレード付けすることにおいては、インクルージョンの存在は、マイナスジャッジとなりますが、鉱物的な美しさ
としては、決してそれぞれのインクルージョンがマイナスという判断は出来ません。
鉱物としてみるのであれば、それぞれが地球の生み出した美しいダイヤモンドとインクルージョン。
石の個性がはっきりと見られるインクルージョンの世界をご案内いたします。
ダイヤモンドの透明度を示す、CLARITY GRADE 。
FL: フローレス Flawless
IF: インタナリーフローレス Internally Flawless
VVS1: Very Very Slightly Included 1 (インクルージョンがかすかにしか 含まれないの意味)
VVS1: Very Very Slightly Included 2
VS1:Very Slightly Included 1 (インクルージョンがほとんど 含まれないの意味)
VS2:Very Slightly Included 2
SI1:Slightly Included1 (インクルージョンがわずかに 含まれているの意味)
SI2:Slightly Included2
I1:Included (インクルージョンが含まれている の意味)
の順に、ダイヤモンドの透明度を表示するグレードが存在します。
この新光貴のダイヤモンド買取サイトでは、お客様にダイヤモンドの豆知識として、ダイヤモンドのクラリティの種類をご紹介してまいります。
カーボンインクルージョン
画像に見られるような黒いインクルージョンが、カーボンと呼ばれるインクルージョンです。
ご存知の通りダイヤモンドは、炭素原子で構成されていますが、このカーボンは、炭素かした元素がダイヤモンドに内包されている状態。
美観に大きく影響する事から、ダイヤモンドの美しさの観点としては、マイナスポイントの大きなインクルージョンです。
クラリティグレードにも大きく影響する代表的なダイヤモンドのインクルージョンです。
ピンポイント Pinpoint ダイヤモンドインクルージョン
ダイヤモンドの中心部に針で突いたような、白い点が見られますが、それがピンポイントです。
ルーペの使用に熟練したプロでも、このインクルージョンを探すのが困難な場合もあります。
このインクルージョンのみが数箇所含まれる透明度であれば、VVS1-VVS2 のクラリティグレードにはほぼ間違いありません。
インクルージョンの中でも最もダイヤモンドの外観に影響しない、非常に発見しづらいインクルージョンです。
クリベージ
こちらのピンクダイヤモンドの右下に見られるのがクリベージ。 ヘキカイ とも呼ばれ、結晶の成長方向に沿って、割れやすい性質の事を言います。
ダイヤモンドのインクルージョンの名前としても使用され、こういった、ひびわれの様なものを指します。
とくに、濃厚なピンクダイヤモンドの場合、カラーレスのダイヤモンドに比べ、地中深くに存在しているため、地上で研磨した際に反動でバーンと割れて
しまうことが多く、アーガイル産の濃厚なピンクダイヤモンドはクラリティグレードが低くなってしまう場合が多くあります。
見た目の影響としては、カーボンなどのインクルージョンの様に、肉眼で確認することが難しく、透明感に影響を及ぼすのが少ないインクルージョンの一つです。